日本では熱があるハイブリッドカー!世界的人気はあるのか?

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『日本が誇るハイブリット車!世界的にはどうなの?』

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『愛車lab curation:by 乗りものニュース

トヨタよりハイブリッドカーの世界販売数が800万台を超えたと、2015年8月に公表がありました。

量産ハイブリッド車とされる初代「プリウス」がスタートしたのが1997年のこと。つまり18年間かかってのデータということです。

この数字、実際は多いのか否か。元々、ハイブリッド車の人気が大きいのは日本のみと言われますし、実に欧米メーカーでは「プリウス」のようなエンジンとモーターをしきりにチェンジする、いわゆる「ストロングハイブリッド」は見あたりません。

また、トヨタが初期に予定していたとされるハイブリッドユニットでのシステム売買も、マツダが購入しただけです。

ハイブリットカーといえば日本国民としては世紀の大発明。世界的セレブも所有してるし、全世界のユーザーも総出で購入してくれているであろう、と考えがちというか、捉えてきましたが、ひょっとして“カラ携化”がこの状況でも起っていないのでは・・・・。

とりあえず800万台の内訳から見ると、最も目立つのが日本で約50%の388万7800台。北米は278万9100台で、欧州は93万100台となります。一言でいうと欧州では、全体の1割強程しか販売できていません。

北米では数多くの台数を販売しているのでは、と思うかもしれないのですが、大規模な北米マーケットでの1年間の販売数は約2000万台。その中で累積約279万台と言いますと、とても小さな値と考えてよいでしょう。

また一方で日本のマーケットは555万台ぐらいです。市場面積が北米の3分の1だけども販売数が1.3倍もあります。と言うと、やはり国内での人気がかなり高いことを意味しています。

 

「ハイブリットはなぜ海外では不人気?」

構造的には優れているのに、日本以外で人気が生じないハイブリッド車。そのワケはどこにあるのだろうか。まず決定的なのが利用環境と言いますか、道路環境だと考えられます。

日本は信号が数多く、渋滞も連続するため、必然的にストップ&ゴーが数多くなります。この部分は、ハイブリッド車が強みのあるのは確実です。

一方、国外ではパリなどの一部は省いて恒常的な渋滞もあまりなく、高速道路の制限速度も高めなのが普通です。

運転する者の気質的にも出すことが出来るところではがっつり出す気質が影響して、一般道・高速道路共に規準速度がアップします。

レンタカーとかで国外の高速道路を走行したことがある人なら、そのスピードの高さと周りのテキパキした走りにドキッとしたこともあるではありませんか。

そういった高速走行時、ハイブリッド車はエンジンで走りっぱなしとなっています。しかもそのエンジンはモーターのフォローをベースとしてますので、小排気量及び低パワー。高い速度域でテキパキと運転するには実力不足となってしまうわけです。

当然、燃費にも悪影響を及ぼすため、嫌がられてしまうのも当たり前かもしれません。つまり欧米、特に欧州はエンジン重要視なので「ダウンサイジングターボ」が大人気ということです。

あくまでもエンジン単体で環境性能をアップさせることで、ドライバビリティも獲得しようという意味合いです。現に知人話では「欧州人に質問しても、『モーターやCVTなどの滑ったような感覚は好みではない』という解答が戻ってきます」とのこと。

ちなみにCVTも、いまでは国内だけの“ガラ携化”しつつある装着です。また、海外製造会社は累計での環境負荷においても広く配慮する動きがあり、肝要なバッテリーに対しての問題が解消されていないといった辺りも、避ける理由と言えます。

バッテリーを製造する時の資源やコストだけに限らず、劣化が必然的に避け難い点も大きいデメリットとして感じられているのです。

当然エンジンだと、オーバーホールやリビルトエンジンへのチェンジにてそれなりに簡単に性能が生き返りますが、バッテリーは10万km走行時に70%ぐらいまで衰えるとされています。

さらにその交換システムというものは設置されてないですし、交換可能でも、値段はかなり高いモノになってしまいます。

 

「世界的にヒットするカギは?」

ただ、一言でハイブリッドカーが「NO」というわけではないです。米国のCAFE基準や、欧州によるCO2排出量規制強化であったり、環境性能に関わる状況は深刻さが増大しています。

今のハイブリッドカーでは克服するのは困難と言われていますが、さらにステップアップさせたプラグインハイブリッド車なら、解消できる確率はかなりアップします。

ここに、ハイブリッドカーが世界的な規模で広がるカギがあるのではないかと考えます。

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