国内における、外車市場はどのぐらい?
2013年というのは日本中の自動車業界にとって特別な年でした。それは、日本カーオブザイヤーが外車のフォルクスワーゲン・ゴルフに決まったからです。
輸入車のカーオブザイヤー受賞は、1980年にスタートした同賞で初の出来事となります。また、2013年は消費増税前の駆け込み需要で、外車の販売台数は前年度対比22.9%を記録したのです。しかし、それでも外車の新車販売比率は8.6%しかないのです。
まず数字をざっくりと把握する!
1980年代以降、日本においての輸入車の新車販売比率は5%から7%の間で変動してきました。このことは、中古車の流通量の比率に等しいと考えることが出来ます。
また、その中の約60%がフォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、BWM、アウディのドイツ車で独占しています。つまり、日本の外車市場は、新車販売も中古車流通もニッチな市場といえます。
ニッチ市場とは、マーケット全体の一部分を構成する限定的な需要や顧客層を持つ規模の小さいマーケットのことです。つまり、輸入車愛用者が中古車の査定を考えるときはニッチマーケットならではの戦略を持ち合わせて臨むことが必要です。
もしそこの所を怠ると、どういった結末がもたらされるのでしょうか。
逆の立場で買取業者の気持ちになってみる!
車の査定における従来からある手法とは、そのクルマを買ったディーラー、あるいは家の近辺の中古車販売店に査定見積をお願いをする、ということです。
ミニバンやエコカーといったメインストリーム市場の車ではこのような既存の手法はうまく行くかもしれませんが、先述した外車はわずか5%のニッチ商品です。
従来の中古車買取業者は日本車を得意分野としている傾向が強く、外車のノウハウは一般的に持ち合わせていません。中古車買取業者は、お客様から車を買った後、中古車オークションで販売することが多いです。
ですが、ニッチな商品である外車は、オークションでも売れにくいことが多いです。つまり、中古車買取業者からすると、お客様から車を買ったあとの、売却先を見つけるノウハウを持っていないため、このリスクが査定金額に根付いてしまって、安くなる傾向にあります。
そんな時は外車専門店!
外車専門店なら、外車に対する認識やノウハウを持っていることから、適正な査定をする事ができます。そして何といっても、外車専門店は売り方を熟知しているという点が、日本車をメインに扱う中古車販売店との大きな違いです。
専門店であるので、外車を欲しがっている愛用者も集まり、業者間のオークションを経由しないで車を取引できるうえ、もとからニッチ商品であるため外車愛用者が「マーケットに輸入車の中古が出てくるのを待っている状況」といった場合もほんとうに多いです。
なので、外車専門店は、売り先が決定している状況で査定をするケースも多くなって、その自信が査定額に反映されて、高額になることが多いです。
外車の査定こそ買取店選びが重要!
ここで断言しますが、外車の中古車査定の、成功のコツは一番にパートナーとなる外車専門店を見い出せるかどうかです。
ところが、ニッチなマーケットのビジネスと同じ様に、中古車査定というのは適切なパートナーを選ぶことはとても困難を伴います。
パートナー選考がいくら大切だと理解しても地理的、時間的に限度のあるお客様にとってこのことは大きな負担ができるでしょう。
しかし、インターネットの無料一括査定サービスを利用すれば、この問題を解消することが可能です。
一括査定サービスだと、各店舗に足を運ばずとも、「マーケットに外車の中古が出てくるのを待っている状況」の顧客情報を持つ買取店と巡り会う確率は間違いなくアップするというメリットがあります。
外車の買取相場を的確に知るには?
さて次のページでは、車を売る際に必ず気になる買取相場の事を解説しています。特に外車の場合は国産車とは少し異なったところがあります。なので、頭に入れておく方が良い情報ですのでぜひ参考にしてくださいね。
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